退団、移籍&ACB 2011-2012 シーズン③

安住工房

2012年06月21日 01:52

ご無沙汰しています。

前回のブログから色々なたくさんの事が起こり、更新が遅れてしまいました。

前回の更新の後の出来事を簡潔に説明しますと、
Atlantic City Balletでは「Caught up in the Swing」というディレクター振付の作品を3月末~4月中旬まで上演し、その後役1か月の休暇に入りました。
その休暇中、僕は日本に一時帰国させていただき、2つの舞台に出演させていただきました!
どちらの公演も、久しぶりの日本での舞台だったので、とても新鮮で、またアメリカの舞台との違いに勉強する事が多かったです。。!

その後は5月中旬に元K-BALLETの北爪弘文くんと一緒にACBへ戻り・・・。(なぜ北爪くんが一緒なのかはまた後程に・・・。)
Atlantic City Balletの30周年公演のリハーサルに入りました。

30周年公演は、Atlantic Cityの「Resort」という有名カジノ内のシアターで行われ、ショーの前後には、お客様とダンサーとの間でお祝いのパーティーが行われるという、いつもとは違った舞台になりました。

演目は、3月期と同じく、「Caught up in the Swing」。僕はテニス、チャーリーチャップリン等を踊りました。と、言われてもピンとこないかもしれませんが・・・テニスラケットを持って踊るラブコメディと、チャーリーチャップリンの動きをバレエ化した踊り・・・(うまく説明できてる自信がないですが)を踊りました。

↑全員日本人組です。

終演後のパーティーにて。ディレクターPhyllis Papaさんと。本当にお世話になりました・・・。

前回の安西章バレエスタジオの発表会で、悲劇的な振付を作りましたが、コメディも好きかも・・・と改めて感じる機会になりました。お客さんがその一瞬嫌な事を忘れるような楽しさも舞台には大事ですね。本当に面白いものって抽象的なものの中から探り出す中にあるような気持ちはやっぱりありますが・・・芸術としてのコメディはいいかも・・・!と思いました。チャーリーチャップリンの映像をこの機会にたくさん見ましたが、凄かった。。。

そして、突然なのですが、この舞台がACBでの最後の舞台になりました・・・。。!
ACBでは、たくさんの良い経験をさせていただき、初めてのアメリカのバレエ団、初めて長期にわたってアメリカで生活した場であることもあって、思い入れはかなり強かったのですが、やはり、もっと先へ、次のステップへ進みたいという気持ちが強く、退団させていただく運びとなりました。。

そして、なぜ元Kバレエ、北爪くんがACBに来たかというと・・・彼もアメリカで踊ってみたい、という気持ちが強かった事もあり、来シーズンからACBの団員として、僕の踊っていたポジションの代わりに入団してもらう事になったからです(^^)
彼の超絶技巧な技達を存分にアメリカの皆さんに楽しんでもらいたいですね(^^)

僕はというと、来シーズン(9月)からは、オレゴン州にあるEugene Ballet Companyにプリンシパルとして移籍する事に決まりました!バレエ団の公演数はくるみ割り人形だけでも年間35回・・・!他にも白鳥の湖など、全幕幕もののツアーに加え、コンテンポラリーも多数上演するバレエ団です。
拠点となるのは、オレゴン州ユージン市にあるバレエ団の劇場、「the Hult Center」。かなり素敵な劇場で、今から行くのがとても楽しみです(^^)






また新しい地で新しいスタートになりますが、どうぞまた、応援よろしくお願いいたします!


最後に、告知ですが、7月15日(日) 16:00より、静岡県磐田市民文化会館にて、安西章バレエスタジオ発表会が前回から2年ぶりに行われます。

演目は、ドン・キホーテ2幕、バレエコンサート、コッペリア3幕などを上演します。自分も今回も短い作品ではありますが、振付をさせていただきました。!
ゲストは、お二人とも元・K-BALLET COMPANY、現・東京シティバレエ団の石黒善大さんと内村和真さん。お二人のお力をお借りして、今回も素敵な舞台を作ろうと日々生徒の皆さんも励んでいますので、ぜひ会場に足を運んでいただけると幸いです。(^^)

発表会のリハーサルの様子はまた後日に・・・。。。

長々お付き合いありがとうございました、また新しいバレエ団でも頑張っていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします!!



安西健塁







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