バリアフリーリフォーム その10
安住工房ではFMハロー「安住工房コーナー」とブログを通じて
介護リフォームや介護保険に関する話題をお届けしていきます!
(バリアフリーリフォーム ここまでの振り返り)
老化は誰にでも必ず訪れるもの・・・。
老化によって身体はどう変わるのでしょうか。
そして、その時、住まいにはどのような工夫が必要なのでしょうか。
今までの内容から「老化と住まいの工夫」のポイントをまとめます。
【
老化と住まいの工夫】
①身長の変化
身長が低くなり、前屈みになる(75歳では、身長が7.6㎝低くなる)
→
収納の工夫 (出し入れしやすくする)
②足の変化
・段差がのぼりづらい
・すべったり、つまずいたりしやすい
・立ち上がりに時間がかかる
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段差をなくす/滑らない床材にする/手すりを付ける
③手の変化
・手先がききづらくなって、小さい取手がつかみにくい
・蛇口をしっかり止められない
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使いやすい器具や設備にする
④目の変化
・老眼、明暗への順応力の低下
・まぶしさを感じやすくなる
・色の区別がつきにくくなる
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照明の工夫 (足元灯、センサーライト、光源が目に入らない照明器具)
インテリアの工夫 (壁と床の色の明度差をつけて、境界を明確にする)
⑤生理機能
・体温調節機能の低下
→
部屋間の温度差を減らす (浴室暖房など)
・トイレに行く回数が多くなる
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寝室の近くにトイレを配置する
⑥精神機能
・記憶力の低下(物忘れ、認知症)
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収納の工夫 (収納基地を作る、など)
安全への配慮 (警報器や緊急通報システムの利用)
・孤独や不安を感じたり、気分が憂鬱になったりする
→
インテリアの工夫 (気分を明るくする、居心地をよくする)
コミュニケーションをとりやすくする工夫 (玄関先のベンチ、など)
~10月は今回あげた住まいの工夫を具体的にご紹介していきます~
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