安住工房ではFMハロー「安住工房コーナー」とブログを通じて
介護リフォームや介護保険に関する話題をお届けしていきます!
もうすぐ春本番

。
外へ出かけたい季節ですね。
けれども、加齢や病気によって歩行動作が不自由な方は
家から外へ出る時に苦労されているのではないでしょうか。
3月のテーマは玄関・屋外の介護リフォームです。
まずは歩行可能な方の場合の問題点を考えてみましょう。
①段差(玄関上がり框、玄関ポーチ、外階段など)の昇降が大変
②砂利や飛び石などでつまずいたり、杖がひっかかって危険
では、どうすれば安全にできるでしょうか。
【玄関上がり框の段差対策】
①手すりの取付け
下足箱に手を付いて、昇降されている方も多いようです。
安心して昇降できるように、手すりを設置しましょう。
基本的には壁に縦型の手すりを付けます。
その手すりから横方向に連続させて、L型にすると
より使いやすく、安心です。
壁から離して付けたい場合には、上がり框専用の手すりもあります。
また、下足箱に手すりを付けることも可能です。
その場合は、下足箱を壁面にしっかり固定します。
②玄関台の設置
上がり框の高さを分割するように玄関台を設置します。
上がり框の高さに合わせて玄関台の段数を選んで
1段の高さが15㎝以下になるようにしましょう。
置くだけでは、介護保険の支給対象になりません。
金具で固定する工事をします。
【屋外の段差対策】
玄関ポーチや外階段などの脇に屋外用の手すりを設置しましょう。
表面が樹脂でコーティングされたものなら、寒い時でも冷たくなりにくく
滑りにくいので、握りやすいです。
壁に取り付ける方法か、支柱を立てる方法で設置します。
【通路面の整備】
歩行動作が不安定な人にとって、でこぼこしている路面は転びやすく
危険です。
なるべく平らになるように、コンクリートやインターロッキングで舗装すると
歩きやすくなって安心です。
屋外の介護リフォームで、安心・安全に出入りができるようになれば
通院や買い物、散歩などのお出かけも気持ちが楽になりますね

。
~次回は具体例&車いす使用の場合のポイントです。