安住工房ではFMハロー「安住工房コーナー」とブログを通じて
介護リフォームや介護保険に関する話題をお届けしていきます!
今回のテーマは前回に引き続き、
介護保険サービス
です。
介護保険サービスを大きく分類すると、「利用者がどこに住んでいるか」
ということによって、次の3つに分けられます。
① 在宅サービス (自宅、あるいはケアハウス、有料老人ホームに
住んでいる場合)
② 施設サービス (施設に入所している場合)
③ 地域密着型サービス (※詳しくは次回に説明します)
今回は、②の施設サービスについて、見ていきましょう。
【施設サービス】
介護が必要な方が、自宅で暮らすのがむずかしくなった場合に
入所する施設のサービスです。

施設サービスを利用できるのは、要介護1~5の人です。
要支援1・2の人は利用できません。
施設サービスの対象となる施設には次の3種類があります。
○
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
常に介護が必要で、自宅での介護が難しい方が対象。
日常生活の介助などを受けます。
○
介護老人保健施設
入院する必要はないが、日常的にリハビリテーションや介護、看護
が必要な人が対象。
○
介護療養型医療施設
病状は安定しているが、常に医療ケアが必要な人が対象。
施設サービスの費用は、1割が利用者負担、9割が保険給付です。
ただし、
居住費(室料、光熱費)と食費は、利用者負担になります。
↑
○ 標準的な居住費 ※1日あたり
・相部屋 ・・・ 320円(光熱費相当)
・ユニット型個室の場合 ・・・ 1970円
(少人数ごとに共同リビングあり)
・ユニット型準個室の場合・・・ 1640円
○ 標準的な食費は1日あたり1380円です。

所得の低い人には負担金額を下げる対策がとられます。
居住費と食費は、介護保険外の費用なので、施設によってさまざまです。
事前に見学して、サービス内容や費用総額をよく検討することが大切ですね。
介護保険における施設サービスの対象となるのは、前述の3種類ですが
それ以外にも高齢者の「住み替え先」はいろいろあります。
※
有料老人ホーム、
ケアハウス(軽費老人ホーム)、
高齢者専用住宅など
これらの中で、都道府県から特定施設の指定を受け、「介護型」、「ケア付き」
などの名称が付く所に住んでいる場合は、自宅と同様に在宅サービスを
利用することができます。

高齢になってから、どこで生活するか。安心して暮らせるか。
これは、とても大事な問題ですね。
~次回のテーマは「地域密着型サービス」です。~