ロコモティブシンドロームまとめ その2
【ルーの法則】
生理学の基本法則に
ルーの法則とよばれるものがあります。
「身体(筋肉)の機能は適度に使うと発達し、使わなければ退化し、
過度に使えば障害を起こす」というものです。
ロコモの考え方も、まさにこの法則にのっとったものです。
「年だから」とあきらめずに、適度な使い方をすることが
体にとって大切なんですよね

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【転倒予防】
以前、地元で開かれている転倒予防教室を取材させていただきました。
その時は
転倒予防という言葉に、「どういうこと?」と思いましたが、
いろいろ調べるうちに、「転倒」の重要性がよくわかりました

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高齢になると・・・関節や骨が弱る
↓
転びやすくなる
↓
骨折
↓
要介護状態(寝たきり)
ということが増えます。
「転ぶ」ことがきっかけで、要介護状態(寝たきり)になることがあるのです

。
だから、「転ばないようにする」ことがとても大事なのですね。
【家の中での転倒予防】
転ぶのは屋外だけではありません。
家の中でも転びます。
たとえば
・ 階段から落ちる
・ 段差につまづく
・ 濡れているところですべる
というようなことが起こります。
住まいの見直しをして、転びそうなところがあれば
対策しておくと安心ですよ

。
・ 階段や玄関框には
手すりをつけて、昇り降りの手助けにします。
・ 小さな段差
にはすりつけ板(スロープ)を設置して、つまづきにくくします。
・ 滑りやすい床材は滑りにくいものに交換します。
要介護認定を受けている場合は、
介護保険を使うと、自己負担1割でできます。
(※利用限度額20万円まで。 超えた額は全額自己負担です)
1割自己負担なので、最大18万円まで支給されます。
要介護ではない場合でも、今なら窓や断熱工事と併せて工事をすれば
住宅版エコポイントが付きます。
【ロコモティブシンドロームの意識を持って】
40歳以上の方は、なんと約8割の人がロコモかロコモ予備軍です

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今、ひざや腰が痛くなくても、運動器(筋肉、関節、骨)を一生使い続ける
ためには適度な運動をすることがとても大切です


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痛いところがある方は無理せずに、ロコトレ(片脚立ち、スクワット)を
してみてくださいね

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